
以前は
シャープのPDAのソフトを書いたりしていた。ある時、ふと人生は有限であることに気づき、Palmに乗り換えて、PDAは、いじくるのではなくて、ただ使うだけにした。大人になったのだ(笑)。
でも、いくらなんでもそろそろPalm IIIを使い続けているのもいかがなものかとおもったので、ひさびさにPalmから出た意欲作Palm TXを買って、しょうがないからGraffiti2の練習をすることにした。まだiとtの入力でとまどうけれど、だいぶんスムーズになってきた。もう一月も使っていれば、かなりのスピードになるとおもう。
Palm TXの最大のウリはWi-Fi(802.11b)対応だ。ぼくはこれからの5年間で無線LANが既存の携帯を駆逐するとおもっているので、とりあえずPalm TXでも買って、その波に乗りたい(乗れないまでも、波に飲み込まれておぼれないようにしたい)とおもう。
となるとやっぱり日本語のウェブサイトを見たいじゃないですか。
最近はPalmの日本語化もいろいろな選択肢があるようですが、大人になったぼくは、
本家・山田達司さんのJ-OSを使うことにした。Palm Desktopの日本語表示は、TXに付属のバージョン4.2には日本語表示用パッチがないので、
バージョン4.1.4を落としてきて、
S.P.C.様作成のパッチを当てた。
予想したとおり、J-OSとTX付属のウェブブラウザBlazerの組み合わせで、シフトJISを使っているサイトは表示することができた。たとえば
NHKの携帯用ニュースサイトは完全にOK。
NHKだけで日本のニュースはカバーできたから、いいか。いや駄目だ!もっと日本語のサイトをいろいろ見たいぞ。とおもい、
Xiino 3.4.1Jを入れてみた(本当は
NetFrontが欲しいのだがダウンロードできない)。若干、ユーザーインターフェースがあか抜けないようにおもうけれど、Blazerでは表示できなかったEUC使用のサイト(
アサヒコムとか)も表示できるようになった。
でもしかし!UTF-8使用のサイトは表示できないんですよ!ブログ系ではUTF-8のサイトが多いから、困りますな。Pocket PCだったら、OS自体がそもそもユニコードベースだから、こういう悲哀をあじあわなくてもいいんだろうな。
Googleで調べてみたら、なんと
osbakaさんという方が自分でBlazer用のプロキシサーバーを立ち上げて、そいつに文字コード変換をさせて、UTF-8対応をしている。凄い。
じゃあおれも同じようにやってみようとおもい立ち、うちのeMacをサーバーにして、
DeleGateと
nkfをMakeして、
ImageMagickのMacバイナリをインストールして、
「物欲帳」さんの
日記から"put_shiftjis_1.01.zip"をもらってきて解凍してインストールして、パーミッションを変更したり構成をいじったりして(←ここをもうちょっとくわしく書かないといけないんだろうけれど、本当にやる人はこれだけの情報があればできるでしょう!)、最後、Blazerのプロキシの設定を変えて、なんとか動かすことができた。感動。
でも、うちのeMacはインターネットからアクセスできるようにはしてないから、とりあえずうちの無線LANでは、ブログのチェックはできるけれど、うちにいるんだったらPCかMacでチェックすればいいのであって、なんかぜんぜん実用的ではない。やっぱりPDAいじりは人生の無駄遣いか(笑)
というか、アメリカに住んでるんだから、もっと英語のサイトをメインに見ろよ>自分、ともおもった。
とりあえず年末年始はこれで楽しめそうです。